手軽な実験>未固結堆積物の変形
実験方法
- 水槽に水を入れ、乾いた砂や泥を少量ずつ静かに入れて沈降・堆積させ、粒径の異なる2層構造にする。その際、下の層の方が粒径が小さくなるようにする。
- 水槽を振動させる。
結果
未固結の(水を多く含む)ふわふわの堆積物は、振動を加えると液状化により流動しやすくなる。また、細粒堆積物の方が全体(水+堆積物)の密度が小さいため、重力的に不安定になり、上下の層が入れ替わるように流動する。
上下の層の粒径や層厚をいろいろ変えたときの結果
粗粒な堆積層ほど、より破断に近い変形をする。右の2つの例では、まず、液状化した細粒堆積物が、粗粒堆積物層を割って貫入し、その後、粗粒堆積物が細粒堆積物中を徐々に沈降していく。 |
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自然の例